LINE営業が覚えるべき WEBマーケ用語集

CPA(Cost per AcquisitionまたはCost Per Actionの略)

「顧客獲得単価」の意味。

顧客・成果を獲得するために、一人当たりに掛かった費用を指し、

「コスト÷コンバージョン数」で算出が可能

LTV(Life Time Valueの略)

「顧客生涯価値」の意味。

一人或いは一社の顧客が特定の企業やブランドと取引を始めてから終わりまで(顧客ライフサイクル)の内にどれだけの利益をもたらすかを算出したもの。

「平均購入単価×粗利率×平均購入頻度(回/年)×平均継続年数(年)」で算出可能

(または、「平均購入単価÷チャーンレート(解約率)」でも算出可

EFO(Entry Form Optimizationの略)

会員登録フォームや資料請求フォームなどの入力完了率を高めるために、様々な施策を行い、フォームを最適化すること

CRM(Customer Relationship Managementの略)

「顧客関係管理」の意味。

企業と顧客の関係性を管理すること。顧客と良好な関係性を築き、継続していくための施策(若しくはそれを実現するためのツールやシステム)のこと。

リーチ

「インターネット広告(Web広告)の到達率」を指す。

一定期間に特定の広告に接触した人数、若しくはネットユーザー全体における割合を表す指標。

例)異なるユーザー(AとB)に対して広告が2回掲載された場合、リーチは「2」となるが、1人のユーザー(A)が異なるWebサイトで同じ広告を見た場合はリーチ「1」となる。

コンバージョン

Webサイトに来訪したユーザーが資料請求・会員登録・購入などといった利益につながるアクションをすることを指す。

インターネット広告などの有料施策の費用対効果を把握するために最も重要な指標となる。

 また、コンバージョンには以下3種類存在する

 ①ユニーク・コンバージョン

  ユーザー単位のコンバージョンを指す。

  例)あるユーザーがWebサイトを経由し「AとB」2つの商品を購入した場合、購入は「2」とカウントされるが、ユニーク・コンバージョンでは、この場合「1」とカウントする。

 ②直接コンバージョン

  広告などを出稿し、その広告経由でWebサイトに来訪したユーザーが、サイトを離脱することなくコンバージョンに至ること、及びその件数

 ③間接コンバージョン

  広告経由で一度Webサイトに来訪したが、その場ではコンバージョンせずにサイトを離脱し、その後再度改めて同サイトに来訪した際にコンバージョンすること。

CVR(Conversion Rateの略)

Webサイト来訪者のうち、購入や問合せなど、そのWebサイトの最終成果に至った件数の割合の意味。

「コンバージョン数÷アクセス数(訪問数)×100」で算出が可能

CPF(Cost Per Fan/Cost Per Follow/Cost Per Friendの略)

FacebookやTwitterなどといったSNS(ソーシャルメディア)で広告を利用しファン(フォロワー)を獲得する際の費用対効果を指す。

サンクスページ

お問い合わせや資料請求、又は商品購入など、ユーザーに行動を起こしてもらった後に遷移するページを指す。

「ご購入有難う御座います」とだけ表示されるよりも、

「購入者限定クーポン」や「ソーシャル共有ボタン」、「別サービスへの誘導」、「動画コンテンツの案内」などサンクスページを充実させることで、次のコンバージョンへとつなげることが可能となる重要なページ。

AISAS

Attention(注意)・Interest(興味)・Search(検索)・Action(行動)・Share(共有)の頭文字。

①顧客がWebサイトやSNSから商品の存在を認知する:(Attention)

②認知した商品を興味あるものとして購入について検討:(Interest)

③関心を持った商品について調べる:(Search)

④実際に購入する:(Action)

⑤購入した商品について感想などを知人に(SNSや口頭など)伝える:(Share)

といった購買行動の流れを指す。

マーケティングファネル

見込み客が商品・サービスの成約・購買に至る行動仮定を段階的に分けたフレームワークのこと。

これを活用することで、消費者の一連の行動プロセスの中で、どこに問題があるのかを明確にし、適切な施策を打つことが出来る。

セグメント配信

顧客を条件別に分類し、それぞれのニーズにマッチした情報を配信すること。

例)ヨヤップシステムに登録されている顧客情報の中で、新しいメニューを紹介する際に「30代以上男性・過去に〇〇といったメニューを予約したことのある・〇〇市在住」にのみ配信したい

NPSアンケート(NPS:Net Promoter Scoreの略)

商品やサービス、或いはその企業を知人に推奨したい度合を0~10の11段階で評価してもらうアンケートの意味。

回答に応じて「批判者」・「中立者」・「推奨者」の3タイプに分類する。

回答者全体に占める「推奨者の割合(%)」から「批判者の割合(%)」を引いて出てきた数値がNPSの値となる。

また、NPSアンケートには大きく分けて2種類ある。

●トランザクション調査

 顧客が対象となる利用体験をした直後に調査を実施・評価するもの。

 例)顧客が商品を購入又はサービスを利用した、Webサイトから情報を取得した直後に調査を行う。

 ここでは、顧客の体験を正確に把握することが可能となり、提供するブランドやサービスの課題発見を可能にする。

 また、リピート率の違う顧客の体験を比較し、サービスの改善に生かすために年間を通して実施したり、必要に応じて実施する必要がある。

●リレーショナル調査

 自社ブランドに対する顧客の体験全体を評価するもの。

 体験時の満足度を同時に調査することで、どの体験が顧客の評価を生んだのか、どのような体験が顧客にとって重要だったのかを分析することが可能となる。

 リレーショナル調査は複数のブランド体験を総体として評価するため、年に1~2回での実施が推奨されている。

上記2点の調査を平行して行うことが重要なポイントとなる。

 それぞれのNPS調査は、それぞれ実施するタイミングや目的が異なるため、リアルな顧客の声を集めるために平行して実施することが重要。

■ポイント■

アンケートは5分以内で回答出来る内容にすること

質問数はおおよそ7問以内にまとめる

その中で以下4つの質問は必須項目となる。

①「この商品・サービスを誰かにおすすめしたいか」という推奨度(0~10の11段階で回答):推奨度は必ず最初に質問する。

*人には多かれ少なかれ「自分はよいと思うのだけれど、他人はどう思うだろうか」という気持ちが存在する。

「自分事」の問題では本音を隠すのに、「他人事」の問題になると本音で語れるようになります。NPSはこの心理を利用して本音を引き出していきます。

②その推奨度をつけた理由(フリーコメント)

③ロイヤリティ構成要素(顧客が評価しているポイント)

④顧客のプロフィール・行動分析

■注意点■

NPS調査を実施し、調査で得られたスコアやコメントを把握するだけでは事業や商品の改善につながりません。NPSを導入する際は、以下のポイントに気をつけて運営を行ってください。

① 競合企業のスコアを測定する

サービスの内容や顧客の属性によってNPSの分布が変化するため、自社のNPSのみで判断するのではなく、競合企業に対する自社のポジションを確認する必要があります。相対的な位置関係を把握することによって適切な差別化を図ることが可能となる。

② 定期的に測定する

NPSを継続的に測定し、その推移を時系列で捉えることで、自社のマーケティング手法の妥当性・効果量を知ることが可能となる。

③ 測定する顧客を特定する

多様な顧客が存在する中でロイヤリティを把握するには、調査対象を限定することが重要となる。
顧客全体を測定する時には、性別、年齢別などの属性に合わせる必要があり、優良顧客層を対象にする場合は年齢や性別などに加えて、会員制のサービスであればその履歴、ランクなどの属性を捉えて調査する必要がある。

④ スコアの絶対値に一喜一憂しない

NPSのスコアは商材特性(業界)や回答者の属性によって傾向が異なるため、NPSを運用する際には、マイナス20だからダメだ、といった絶対的なスコアに一喜一憂しないことが大切です。たとえば日本人は、0-10の11段階評価では「5」もしくは「6」を付ける割合が多く、NPSがマイナスになる傾向が強いという特徴があります。

⑤ フリーコメントをたくさん集める

NPSの本質はスコアではなく、スコアに紐づいたフリーコメントにある。ただし、アンケートでフリーコメントを記入いただいても、その内容を眺めるだけでは何の意味もありません。


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