GTMを使用したローカルビジネス構造化データ導入マニュアル

本マニュアルは、Google検索やGoogleマップにおいて、院の正確な情報(診療時間、場所、施術メニューなど)を検索エンジンに伝え、 検索結果での露出やリッチリザルト(ナレッジパネル等)の表示を最適化するための手順書です。


1. 事前準備:必要な情報の整理

作業を始める前に、以下の情報を手元に用意してください。Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)の登録情報と一言一句合わせることが重要です。

  • 正式名称:(例:〇〇整骨院)
  • 郵便番号・住所:(ビル名・階数まで正確に)
  • 電話番号:(市外局番から)
  • 緯度・経度:(Googleマップで院を右クリックして取得)
  • 診療時間:(曜日ごとの開始・終了時間)
  • 画像URL:(外観や内観の写真のURL。ロゴではなく写真推奨)
  • 対応症状:(腰痛、肩こり、交通事故治療など)

2. 構造化データ(JSON-LD)の作成

以下のテンプレートコードをコピーし、テキストエディタ等で編集して、自院専用のコードを作成します。

📌 治療院用テンプレートコード

注意:MedicalClinic(診療所)タイプを使用しています。リラクゼーションサロンの場合は HealthAndBeautyBusiness に変更してください。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "MedicalClinic",
  "name": "【院名をここに入力】",
  "image": [
    "【外観や内観の画像URL 1】",
    "【画像URL 2(あれば)】"
  ],
  "@id": "【トップページのURL】",
  "url": "【トップページのURL】",
  "telephone": "【電話番号(例: +81-3-1234-5678)】",
  "address": {
    "@type": "PostalAddress",
    "streetAddress": "【番地・ビル名】",
    "addressLocality": "【市区町村】",
    "addressRegion": "【都道府県】",
    "postalCode": "【郵便番号】",
    "addressCountry": "JP"
  },
  "geo": {
    "@type": "GeoCoordinates",
    "latitude": 【緯度(数字のみ)】,
    "longitude": 【経度(数字のみ)】
  },
  "openingHoursSpecification": [
    {
      "@type": "OpeningHoursSpecification",
      "dayOfWeek": [
        "Monday",
        "Tuesday",
        "Wednesday",
        "Thursday",
        "Friday"
      ],
      "opens": "09:00",
      "closes": "20:00"
    },
    {
      "@type": "OpeningHoursSpecification",
      "dayOfWeek": "Saturday",
      "opens": "09:00",
      "closes": "13:00"
    }
  ],
  "priceRange": "¥¥",
  "medicalSpecialty": "Physiotherapy",
  "availableService": [
    {
      "@type": "MedicalTherapy",
      "name": "【注力メニュー1:例 腰痛施術】"
    },
    {
      "@type": "MedicalTherapy",
      "name": "【注力メニュー2:例 骨盤矯正】"
    },
    {
      "@type": "MedicalTherapy",
      "name": "【注力メニュー3:例 交通事故治療】"
    }
  ]
}
</script>

✏️ 編集のポイント

営業時間(openingHoursSpecification)

  • dayOfWeek に該当する曜日を英語で記述します(Monday, Tuesday… Sunday, PublicHolidays)。
  • opens(開始)、closes(終了)を24時間表記で記述します。
  • 昼休みがある場合は、ブロックを分けて記述するのがベストです。 (まとめて「営業開始〜最終終了」でも許容される場合はありますが、正確性は下がります)

価格帯(priceRange)

  • ¥¥(標準的)が一般的です。保険診療主体なら空欄でも構いません。

画像(image)

  • サイト内に存在する画像のURLを指定します(右クリック→「画像アドレスをコピー」で取得)。

3. Googleタグマネージャー(GTM)での設置手順

作成したコードをGTMを使ってサイトに配信します。

① タグの新規作成

  1. GTMのワークスペースで [新しいタグ] をクリック。
  2. [タグの設定] エリアをクリックし、タグタイプから [カスタム HTML] を選択。
  3. 「HTML」欄に、手順2で作成したJSON-LDコードを貼り付けます。
  4. タグ名(例:「構造化データ_ローカルビジネス」など)を入力します。

② トリガーの設定

  1. [トリガー] エリアをクリックし、右上の [+] ボタンで新規作成します。
  2. トリガーのタイプ:[ページビュー] を選択。
  3. トリガーの発生場所:[一部のページビュー] を選択。
  4. 条件を設定:[Page URL] [等しい (equals)] 【トップページのURL】
    ※トップページが「/」運用のサイトでも、GTMの条件は「完全一致URL」で持つことが多いので、実際のトップURL(例:https://example.com/)で合わせるのが無難です。

解説:ローカルビジネスの構造化データは、サイト全体ではなくトップページ(または会社概要)に設置するのがGoogleの推奨です。

③ 保存と公開

  1. タグとトリガーを保存します。
  2. ワークスペース右上の [公開] ボタンを押し、バージョンを作成して公開します。

4. 動作確認(必須)

設置後は必ずGoogleのテストツールで正しく認識されているか確認してください。

  1. リッチリザルト テスト にアクセスします:
    https://search.google.com/test/rich-results
  2. トップページのURLを入力し、テストを実行します。
  3. 結果画面で「ローカル ビジネス(または MedicalClinic)」が検出された項目に表示され、 緑色のチェックマークがついていれば成功です。
    • 警告(黄色):推奨項目の欠落などで表示されますが、必須項目が満たされていれば運用上は致命になりにくいです。
    • エラー(赤色):カンマ漏れやカッコの閉じ忘れ等の可能性が高いので、コードを修正してください。

5. 運用上の注意点

  • 情報の整合性:Googleビジネスプロフィールやウェブサイト上の表記(フッターの住所や診療時間など)と、 構造化データの内容が矛盾しないようにしてください。変更があった場合は、GTMのタグも更新が必要です。
  • GTMの利用について:Googleは、GTM等のJavaScriptを使用して動的に挿入された構造化データも読み取ることがあります。 ただし、反映の保証やタイミングは一定ではないため、テストと継続確認は必須です。

メモ

こちらのマニュアルそのまま共有した上で治療院情報渡せばAIがコード書いてくれます。


下記の問題に回答してください